山歩きや公園などで散歩をしていて、樹木に違う種類の木が生えているのを見たことはないでしょうか。
木に生える木? 下の写真のように、元の木の枝にもさもさと何だか違う種類の葉が密生している、このような光景です。

ヤドリギとは?
枝の先に密生している丸っこいものが「ヤドリギ」です。
ヤドリギとは総称的通称名で、日本のヤドリギはセイヨウヤドリギの亜種と言われています。
自ら地面には根を張らず、他の樹木に根を食い込ませて成長しますが、一方的に養分や水を奪うのではなく自らも光合成をおこなう半寄生の植物です。
宿主樹木は、ケヤキ・ブナ・アカシデ・ヤナギ類・ミズナラ・サクラなど種類は幅広く、秋から冬になると葉を落とした宿主樹木の上で、常緑の葉がよく目立つので見つけやすいです。
どのようにして生えるの?
基本的には、鳥が種を樹木の上に運ぶことで、その宿主樹木に育っていきます。
1 ヤドリギの薄黄色の果実は、冬季に鳥に食べられます。
2 種は、粘りがある果実に包まれているため、鳥の腸を通り抜け、宿主樹木の枝などに糞として落ちます。
3 樹皮に張り付くと、そこで発芽して樹皮に向けて根を下ろし寄生が始まるのです。
白樺にもヤドリギが半寄生しています
これは「シラカバ」です
青空に映えて美しい樹木ですが、よく見るとヤドリギも生息しています

シラカバの木の中ほどにいくつかのヤドリギを発見しました
葉の形状が、シラカバと全く異なるので分かりやすいです

特に秋や冬のハイキングなどの際に、ヤドリギを探してみるのもおもしろいですね。

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