山を歩いていて、シラカバと思いこんでいた木が、実はダケカンバだったということは、よくありがちな話です。
岳樺(ダケカンバ)と白樺(シラカンバとも言いますね)は、樹木の太さといい、葉の形といい、全体的な木の感じがとても似ているので区別しにくいですね。
しかし、簡単に見分けることができるので、今回は、その判別方法についてお伝えします。
シラカバとダケカンバの植生の違い
この写真はとても珍しく、シラカバとダケカンバが隣り合って生きています
なぜ珍しいかというと、シラカバは標高約1,400m以下の場所、一方、ダケカンバは標高約1,400m以上の場所に住み分けられているからです
シラカバは暖かい場所、ダケカンバは寒い場所と覚えておくのも、ひとつの方法です

また、ダケカンバの寿命は約250年ですが、シラカバは約100年と言われています。
ちなみに、どちらもカバノキ科の落葉樹です。
シラカバとダケカンバの色や葉の違い
この写真の右に映っているものがシラカバ、左はダケカンバですが、樹皮の感じが異なっています
シラカバが全体的に白っぽく、ダケカンバは色味が濃く、樹皮がはがれています

葉の写真の上段がダケカンバ、下段がシラカバです
ダケカンバは、葉の形が縦長で葉脈が7~12対、シラカバは、葉の形が丸っこくて葉脈が5~8対です

その他の違い
シラカバの幹には、目のような黒い模様がついています(ダケカンバにはありません)
これは、ここにかつて枝があったことを示しています

山や森を歩いているときに、葉っぱの形、幹の形など、探してみてはいかがでしょうか。

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