今の武甲山/昔の武甲山の姿

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国道299号を秩父市内方向へ走らせると、その前方には、大きな三角形でシマシマの形をした山、「武甲山」がみえてきます。

地域の方には馴染みの山となっており、武甲山から多くの石灰岩がとれたことからも、地場産業のひとつとして、現在も多くのセメントを生産し続けています。

今回は、この武甲山のかつての姿を紹介します。

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こんにちは。登山ガイドやジオパークに関連する仕事をしている安部です。山歩きを本格的に始めたい方から新たな山にチャレンジしたい方までのガイドを行っています。ぜひお問い合わせください。

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現在の武甲山

現在の武甲山の様子です
山頂付近にはしま模様が見られます

埼玉県秩父市と横瀬町に位置している武甲山は、標高1304メートルあり、現在、二百名山のひとつに数えられています。

武甲山は、かつて海の底にあったと考えられ、石灰岩で構成されており、1917年(大正6年)に秩父市の影森で採掘が開始されました。

1923年(大正12年)には秩父セメントの創立をはじめとし、石灰岩を採掘して、多くのセメントが戦後の復興のため、特に高速道路や大きなビル建築などに利用されてきました。

しかし、石灰岩の採掘の影響により、1980年には、本来の山頂を失い山容が大きく変わり、標高が1336メートルから1304メートルとなりました。

そのため、山塊は荒々しく削られ、白い岩肌が露出した山頂付近はは、まるで巨大なピラミッドのようにも見えます。

昔の武甲山

石灰岩の採掘が行われる前の武甲山です
豊かな山肌を感じることができます

武甲山は信仰の山としても知られており、日本武尊が東征の際に登拝した山といわれています。

山頂には、武甲山御嶽神社が祀られており、日本武尊が登山されて武具・甲冑を岩蔵に納め、東征の成功を祈ったところから、山名が「武甲山」になったという伝説があります。

山頂へは、登山道が整備されていますので、登ってみてはいかがでしょうか。

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